この記事は、、、
・発達障害とは何か?うちの子は当てはまる?
・グレーゾーンってなんだ?
・子どもに合わせた教育で変わる!
・改善事例と我々にできること
について書かれています。
芦屋市で子どもの運動教室を開講しているパーソナル運動療育トレーナーの高崎です。
教室では、2歳から小学生の子どもたちが運動能力を高めながら運動を通じて自立を目指します。
子ども運動教室の子どもたちは実に様々な個性を持っており、一人として同じ子はいないです。
最も一般的な発育発達の指標に年齢や学年がありますが、ほとんどの場合、単に”目安”に過ぎず
指標としての機能は十分に果たせません。
身長、体重に始まり手先の器用さ、パワーや柔軟性、痛みの感じ方、恐怖を感じるポイントなど
成熟した大人でも人によって全く違うにも関わらず、神経系の発達において急激な成長を遂げる子どもにとって
年齢などはほとんど意味のない数字なのです。
実際に何百人の子どもたちに接してきて、年齢で能力を決める(または予測する)ことは教育として最も不毛であると言わざるを得ない経験を幾度となく目の当たりにしてきました。
あなたの子どもはどのような特徴を持っているでしょうか?
このページを見ていただいた方は、我が子に対して少し”他の子と違う”かもしれないと思った方だと思います。
この記事や我々の教室を通じてもっと、自分の子どもをもっと理解し成長にもっと寄り添えるようになっていただける助けになれば幸いです。
以下に発達障害の情報や運動を通じた発達障害への改善事例などについて記載しておりますのでぜひ参考にしてください。
よく育児に関する専門書や記事などで「発達障害」という言葉を耳にします。
「○歳までに、〇〇ができたほうがいい」というような指標や、幼稚園でみんなできていることが出来なかったり、
「なかなか言葉が出てこない、、、」など心配になる情報や状況は山ほどあると思います。
まず初めに前提としてご理解いただきたいのは、一般に健常児と発達障害の間に目に見えて確固たる区切りがあるわけではなく、
あくまで「ある行動指標においての結果」に過ぎないということです。
近年はMRIによる画像診断もあり正確性は上がっているようですが、完全な病的欠損でない限りは確かな診断は難しいでしょう。
つまり、広義では「その子の特徴」と捉えることもでき、当てはまったからといって焦ったり過度に気にする必要もないということです。
さて、発達障害ですが文部科学省は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」¹と定義しており、発達障害への「社会的障壁の除去」が発達障害者支援法²で明確に定められています。
※1引用:文部科学省HP(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/hattatu.htm)2020.9.6閲覧
※2参考:発達障害者支援法(平成28年6月3日法律第64号)
発達障害の種類としては、
・自閉症
・高機能自閉症
・学習障害(LD)
・注意欠陥/多動性障害(ADHD)
・アスペルガー症候群
・その他特定不能の広汎性発達障害
などがあり、それぞれの特徴については国立障害者リハビリセンター³が解説しています。
※3:国立障害者リハビリセンターHP(http://www.rehab.go.jp/ddis/発達障害を理解する/各障害の定義/)2020.9.6閲覧
発達障害のチェック方法はどれも曖昧で強弱のあるものです。
故に、グレーゾーンという表現が存在するのです。
下に簡単な図を用意しました。
これは障害の程度を視覚的に分けたもので、各エリアについて
領域①:健常児
領域②:不器用な子
領域③:ルールを守るなど行動をともにすることが苦手な子
領域④:発達障害と診断される子
領域⑤:知的障害と診断される子
②と③が診断名のつかないグレーゾーンということになりますが、単にお話を聞くのができないとか、
ルールについて理解ができないなど周りと比べたときに少し発達がゆっくりな子どもがこのグレーゾーンになります。
④については③との鑑別が容易ではないことからグレーゾーンに入っていますが実際には診断名がはっきりついている状態になります。
特徴は
・落ち着きがない
・先生の話を聞いていられないことがある
・一方通行のコミュニケーション
・集団行動が苦手で一人遊びに没頭する
・身辺整理や片付けが苦手
・パニックに陥ることがよくある
・集中した興味関心
・すぐにケンカをしてしまう
「言うことを聞かない子」などと学校や家庭でも何度も怒られやすい特徴を持っています。
こういった子どもの特徴に大人はいち早く気づき、適切に対処することでゆっくりながら、子どもは成長していくのです。
また、親御さんとしても周りの子どもとどうしても比べてしまうでしょうから「どうしてうちの子だけ」と
子育てストレスを抱えてしまうことがあるでしょう。
自分の子どもは「ゆっくり成長するタイプなんだ」とわかっているだけで随分と気持ちが楽になると思います。
とはいえ、周りの子どもと同じように成長して欲しいと言う願いはもちろんあるはずで、
いわゆる「言い聞かせる」ことはグレーゾーンの子にとって難しい場合があります。
例えば、下の図のように
Aパターンのように指示を言葉で説明されてもある程度理解できる子がいる一方で、
Bパターンのようにお手本や図で視覚的に教える方が適しているのがグレーゾーンの子です。
もちろん、これも一例で子どもによって理解のしやすい教え方が存在しており、それをいち早く発見し実施することが必要です。
グレーゾーンに位置する子どもたちは適切な教育によってめざましい成長を遂げます。
芦屋にある当子ども運動教室に在籍しているグレーゾーンの子たちには、個別に指導方法を変えることで全く遅れることなく教室になじみます。
また、知的障害・発達障害の診断が出ていても同じで他の子よりもゆっくりとした成長ですがお話が聞けるようになったり、
他の子と一緒に集団行動をすることや、自律することなどが運動を通じてできるようになります。
脳への刺激として、最も有効な手段の一つが「運動」です。
運動は歩く、走る、投げる、転がる、バランスをとるなどカラダの制御に脳が反応し普段にない刺激を与えることができます。
発達障害の子どもは普段から「できない」と思い込んでいる(環境に思い込まされている)可能性があり本当はできます。
当然できることの個人差はありますが、早期から取り組んでいくことが極めて効果的であり最も重要です。
私たちの教室では、子どもの特徴を捉え個別に指導していきます。
例えば、前転の技でも「前に転がる」が課題の子どももいれば、「脚を開かずに回る」ことが課題の子もいます。
その子どもにとってのチャレンジをさせてあげるのが必要だからです。
発達に遅れがあっても同じ年齢の子どもと比べることなく「発達段階にあった教育」ができるのも
グレーゾーンや発達障害の子どもにとって好ましい環境であります。
マンツーマンの個別指導メニューでは、発達障害、知的障害の子どもでも対応可能となっています。
実際に発達障害をもった子ども(当時3歳でしたが歩けないと言う状態でした)が約1年のパーソナルセッションを経て教室に参加した事例があります。
パーソナルセッションでは、やる気を引き出しできない悔しさ、できた喜びを感じながら運動能力を高め
段階的に当初の目標であった子ども運動教室への参加を試みました。
教室への参加は当然全てがうまくいくわけではなかったですが次第に心も自立していき6歳となった今では壁倒立や3点倒立、
縄跳びまでチャレンジできるようになり、教室内では親御様がいなくてもセッションをこなせるまでに自立してきました。
教室およびパーソナルセッションは体験を受けていただけます。
コチラのリンクから詳しい教室の料金等ご確認ください!
また、お子様の特徴についてご相談などございましたら体験時にお子様との触れ合いの中からサポートできる内容をお伝えしますので、
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我々がお子様の成長を全力でサポートいたします!!
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