こんにちは!
クアトロコア芦屋です。
「もっと速いボールを投げたい」
「力を入れているのに球速が上がらない」
「投げ続けると肩や肘が疲れてくる」
野球をしている方なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
そこで質問です。
ボールは、どこで投げていますか?
「肩?」
「腕?」
もちろん、最後にボールを投げるのは腕です。
しかし実際の投球動作は、腕だけで行われているわけではありません。
地面を踏み、下半身から生み出した力を骨盤・体幹へつなぎ、最後に肩・肘・手を通してボールへ伝えています。
つまり、
投球は「腕の動作」ではなく「全身運動」なのです。
今回は、クアトロコア®の視点から「投げる」という動作について考えてみましょう。
ピッチャーが投球するとき、最初から腕を思い切り振っているわけではありません。
投球では、
地面
↓
脚
↓
股関節・骨盤
↓
体幹
↓
肩
↓
肘
↓
手
↓
ボール
というように、身体の各部分を順番に使っていきます。
分かりやすく例えるなら、
「全身で行うバケツリレー」
のようなものです。
最初に下半身で作った力を、次の場所へ。
さらに次の場所へ。
そして最後にボールへ届けます。
この力の受け渡しがスムーズであるほど、身体全体を使った投球につながります。
速いボールを投げようとすると、
「もっと腕を振ろう!」
と考えてしまいがちです。
もちろん腕の動きも重要です。
しかし、球速に関する研究では、
・股関節周辺の筋力や動き
・踏み出す脚の使い方
・骨盤と体幹の動き
・体幹を回すタイミング
など、下半身から体幹までさまざまな要素が球速と関係することが報告されています。
つまり、
「速い球=強い肩」だけでは説明できません。
どれだけ強い肩を持っていても、そこへ届くまでに力が逃げてしまえば、持っている能力を十分に発揮できない可能性があります。
投球動作を考えるうえで非常に重要になるのが、
骨盤と体幹の動きです。
投球では、踏み出した脚が地面についたあと、
骨盤が回る
↓
体幹が回る
↓
腕が出てくる
という流れが生まれます。
身体全部が同時に回ればいいわけではありません。
それぞれが適切なタイミングで動くことで、下半身で作った力を上半身へつなげていきます。
ここがうまくいかないと、
せっかく下半身で作った力を上半身へ十分に伝えられず、腕の力に頼った投球になってしまう可能性があります。
クアトロコア®では、
仙腸関節(骨盤にある関節)に着目した身体の使い方
を大切にしています。
目的は、単純に骨盤をたくさん動かすことではありません。
足元から生まれた力を身体全体へ伝え、
「無理なく、効率よく身体を動かせる状態」
を目指していきます。
これは、下半身から上半身へ力をつないでいく投球動作と非常に相性の良い考え方です。
誤解してほしくないのは、
筋力トレーニングが必要ないわけではありません。
むしろ、投球パフォーマンスを高めるうえで筋力やパワーは非常に重要です。
ここで身体を「車」に例えてみましょう。
筋力トレーニングによって、
エンジンを大きくする。
大きな力を生み出せる身体を作ります。
一方でクアトロコア®が目指しているのは、
そのエンジンが生み出した力を無駄なく使える身体を作ること。
つまり、
「エンジンを大きくする」
だけではなく、
「燃費を良くする」
という考え方です。
例えば、
大きなエンジンを積んだ車があったとします。
しかし、
タイヤへ力がうまく伝わらない。
車体がグラグラする。
アクセルを踏むたびにエネルギーが逃げる。
そんな状態では、せっかくのエンジン性能を十分に発揮できません。
身体も同じです。
筋力があっても、
下半身の力が骨盤へ伝わらない。
骨盤から体幹へつながらない。
体幹から腕へうまく伝わらない。
その状態では、
どこかで力を作り直さなければならなくなります。
その負担を肩や腕だけで補おうとすると、「力を入れているのに思ったほど速くならない」という状態にもつながります。
だからこそ、
強い身体を作ることと、強い身体を使えることは別物なのです。
野球では、
「身体が開くのが早い」
という言葉をよく聞きます。
これも単純に、
「肩を我慢すればいい」
という問題ではありません。
投球では骨盤と上半身がそれぞれ適切なタイミングで回転することが重要で、骨盤と体幹の回転は球速にも関係しています。
つまり、
肩だけを直そうとするのではなく、
なぜそのタイミングで身体が開いてしまうのか?
を考える必要があります。
下半身なのか。
骨盤なのか。
体幹なのか。
身体全体の連動なのか。
クアトロコア®では、このように一部分だけではなく、
「身体全体がどうつながっているのか」
という視点を大切にしています。
良いピッチャーに必要なのは、
一球だけ速いボールを投げることではありません。
何球投げても、
同じようなフォームで、
狙ったところへ、
必要なボールを投げ続ける必要があります。
ここで重要になるのが、
動きの再現性です。
身体を無理やり動かしていると、
疲労とともにフォームが崩れやすくなります。
実際、繰り返し投球による筋疲労は、投球における身体の連動を乱し、球速やコントロールにも悪影響を与える可能性が報告されています。
だからこそ、
「どれだけ力を出せるか」だけでなく、
「どれだけ無駄なく身体を動かせるか」
も大切なのです。
投球では非常に大きな力が肩や肘に加わります。
そのため、
肩や肘を鍛えることだけがケガ予防だと思われることがあります。
しかし、投球は全身運動です。
下半身から始まった力を身体全体でつなげていく以上、
肩や肘だけを切り離して考えることはできません。
身体全体を使えるようになることで、
「腕だけで投げる」のではなく、
「全身の力を最後に腕からボールへ伝える」
という投球を目指すことができます。
もちろん、クアトロコア®を行えば肩や肘のケガを必ず防げるわけではありません。
投球数、疲労、成長期の身体、フォームなど、ケガにはさまざまな要因が関係します。
それでも、
身体全体を効率よく使える状態を作ることは、投球動作を考えるうえで非常に重要です。
この考え方は、プロ野球選手だけのものではありません。
むしろ、
これから身体が成長していく小学生・中学生・高校生にも大切です。
身体が成長して筋力が増えても、
その力をうまく投球へつなげられなければ、持っている能力を十分に活かせません。
一方、大人の選手でも、
「筋力はついたのに球速が変わらない」
「昔より力んで投げるようになった」
「フォームを変えてもなかなかしっくりこない」
という場合には、
フォームそのものだけではなく、
フォームを作っている「身体の使い方」
を見直すという選択肢があります。
投球パフォーマンスを高めるために、
筋力を高める。
パワーを高める。
柔軟性を高める。
投球技術を磨く。
どれも大切です。
しかし、それらの能力を実際の投球につなげるためには、
自分の身体を正しく使えること
が必要です。
地面から生まれた力を、
脚へ。
骨盤へ。
体幹へ。
腕へ。
そして、ボールへ。
クアトロコア®では仙腸関節に着目しながら身体の使い方を学び、
「持っている力を、無駄なく使える身体」
を目指します。
もっと球速を上げたい。
もっと楽に投げたい。
もっと安定したボールを投げたい。
そんな選手ほど、
「もっと腕を振る」
だけではなく、
自分の身体全体がどう動いているのか
に目を向けてみてください。
筋力トレーニングでエンジンを大きくする。
投球練習で技術を磨く。
そして、
クアトロコア®で、その力を無駄なく伝えられる身体を目指す。
あなたの投球には、
まだ使えていない力が眠っているかもしれません。
もっと速く。
もっと強く。
そして、もっと無駄なく。
クアトロコア®で、
「全身で投げる」という感覚を体験してみませんか?
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