みなさんこんにちは!
芦屋市のトレーニングジム
Conditioning LABO animomの片岡です!
本日のテーマは「パワーポジション」
アスリートの方は聞いたことがあるのではないでしょうか。
パワーポジションとは、、、
力を最も効率よく発揮できる身体の構え・姿勢のことを指します。
多くのスポーツやトレーニング動作の基本姿勢であり、「動き出し」や「力の伝達」の起点として非常に重要といわれています。
たとえば Isometric Mid-Thigh Pull(IMTP) を用いた研究では、股関節や膝関節の角度、つまりポジションの違いが発揮できる力に大きく影響することが示されています。
“Body position significantly influences peak force and rate of force development during the isometric mid-thigh pull.”
(身体の位置は、アイソメトリック・ミッドサイプルにおけるピークフォースと力発揮速度に大きな影響を与える)
— Comfort et al., Journal of Strength and Conditioning Research, 2018
また、加速走に関する研究でも「地面を蹴る瞬間の身体の角度=パワーポジション」が推進力の大きさを左右することが報告されています。
“Body position determines propulsive forces in accelerated running.”
(身体の姿勢は加速走における推進力を決定する)
— Weyand et al., Journal of Biomechanics, 2000
さらに、姿勢とアライメントに関する研究では、適切な体幹安定と関節の位置づけがパフォーマンス効率だけでなく、傷害リスク低減にも直結することが指摘されています。
これらの知見を総合すると、パワーポジションは単なる「構え」ではなく、
最大の力を引き出すための準備
効率的にエネルギーを伝える仕組み
ケガを防ぎながらパフォーマンスを持続する基盤
として、科学的に裏付けられた重要な姿勢であることが分かります。
しかしながら、実際にパワーポジションを理解して、活用できている人はかなり少ないです。
今回はパワーポジションの作り方とチェック方法について解説していきます。
①壁に背を向けて一足分程度、前に立ちます。
②足を肩幅くらいに開いて、つま先はやや外側に開きます。
③なるべく背筋をまっすぐにし、お尻と下腹部に力を入れます。
④お尻と下腹部の力が抜けないように、お尻を壁につけるようにしゃがみ込みます。
この時背中が丸くならないように注意!
⑤肩、腕はリラックスして上下に軽く弾むことができていれば、パワーポジションの完成です。
このポジションを起点に動くことで、スクワットなどの立位のトレーニングなどでも安全で効果的なトレーニングを実施することができます!
ぜひ実践してみてください!
営業時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00-21:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ★ | ★ |